川口屋では、原料の小麦粉がそれぞれ違う、「スタンダード」「内麦」「おでん屋仕様」の三種類のちくわぶをご用意しました。
三種類とも異なる特性を持ち、使用条件によってお好みでお選びいただけます。
「スタンダード」は使いやすさと、美味しさのバランスがもっともとれた、川口屋のちくわぶの軸となる商品です。
もっとも平均的なキャラクターで、どなたでも本格ちくわぶを楽しめます。
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「内麦」は「ナイバク」と読みます。
内麦の原料は北海道産小麦100%です。内国産小麦100%なので略して「内麦」です。
実は本来、ちくわぶの原料としては内国産の小麦粉は向いていないとされていました。それは、コシの要とも言えるグルテンの生成量がどうしても少なかった為です。
グルテンの少ない粉でちくわぶを作れば、いくら練りあげたところで煮崩れしやすいちくわぶになってしまうので、川口屋としてはどうしても国産100%の小麦を使ったちくわぶは出せない、と考えておりました。
製造過程において、原料にグルテンを添加すればとりあえず表向きコシを出すことは可能ですが、やはりそれもやりたくはなかったので内国産小麦の使用はあきらめていたのです。
しかし、世の中は日々進歩します。
ある日、粉屋さんから北海道産でだいぶコシのある小麦ができるようになったので試してはどうか、と持ちかけられました。
実際に使ってみると確かに今までの国産小麦よりもしっかりしてます。これならなんとか納得のいく物ができるのではないか?と思い、この小麦のコシを最大限に引き出す塩と水のバランス、練り等の製法を職人が半年以上かけて探り出し完成したのが「内麦」です。
「スタンダード」「おでん屋仕様」にくらべればコシの強さは弱いですが、川口屋の名に恥じない良いちくわぶです。
他の二種より柔らかい為、じっくりと煮なくても柔らかく食べられるので、家庭でも扱いが容易です。
またモチモチとした食感は三種類の中では最も強いので、モチモチとした食感が好きな方にもお勧めです。
北海道の農家が丹精込めて育てた内国産小麦100%の安心感と、抜群の扱いやすさを持ったちくわぶ、それが「内麦」です。
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川口屋の裏商品とも言えるちくわぶが「おでん屋仕様」です。
おでん屋のこだわりを満たす為に、最強のコシを持つ小麦粉を使い作り上げたちくわぶです。
この小麦粉は特別扱いが難しく、ちくわぶにするのも難しいですが、ちくわぶになってからも扱いが難しいので、プロの為に少量だけ生産し、包装せずにハダカの状態で流通していました。
特徴は、とにかく固いです。
伸ばしも普通のちくわぶより長い時間を要します。
調理でも長時間しっかりと煮込まなければなりません。
しかし、おでん屋のようにしっかりじっくりと調理した時の仕上がりは最高!の一言、まさにプロの選ぶ逸品です。
この「おでん屋仕様」だけ他のちくわぶより若干黒ずんでいます。
扱いが非常に難しいですが、コシの強さと小麦本来の旨み香りは最高です。
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